【骨董品買取】アンティークオーストリー（複製品）｜買取価格8,000円

オーストリーのウィーン窯は、マイセンの次に古い西洋白磁器の窯が開かれた町。繊細かつ優雅なフォルム、しっとりと手に馴染む艶やかな生地。細部まで精巧を極めた細工などにより、アンティーク陶磁器のコレクターに絶大な人気を得ています。今回は、広島リサイクル買取王の買取事例をご紹介します。

今回の買取事例：アンティークオーストリー（複製品）

品物：アンティークオーストリー（複製品）
作者など：不明
状態：補修有り

複製品で、補修も有りましたが0.8万円で買い取らせていただきました。

マイセンからウィーン窯へ。西洋白磁器の伝承

17世紀に東インド会社を通じてもたらされた中国や日本の磁器は、当時の欧州で大人気になりました。
そして1707年、ザクセンのアウグスト王に雇われた錬金術師ベドガーが磁器作りに成功。アウグストはさっそく一儲けを企んで王立製陶所の設立を発布。こうしてマイセンと呼ばれる窯が誕生しました。

その後アウグスト王は磁器の製造技術が流出するのを防ぐため、ベドガーを軟禁します。しかしその目を盗んで、オランダの軍人デュ・パキエが陶工を連れ出し、ハプスブルク家の許可を得てウィーンに製陶工場を開設（1718年）しました。欧州で2番目に古い伝統をもつ白磁器の製陶所の誕生です。

1740年には、大公妃マリア・テレジアがウィーン窯を買い取って王立製陶所とすることに。それからオーストリーの白磁器は全盛期を迎えるのですが、1780年に大公妃が亡くなると衰退していきました。

それから長い時を経てハプスブルク王朝も崩壊したあとの1924年、この窯はアウガルテン宮に移され、再び火が灯りました。今でもアウガルテンの白磁器は伝統を守り、世界中で高い評価を得ています。

アンティーク陶磁器を高額査定します

長い年月を経て受け継がれてきた、職人たちの厳しいクラフトマンシップと誇り、そして繊細な技の数々。生み出される輝きや透明度は時を経ても変化することがないため、親から子、子から孫へと何世代にも渡り受け継がれています。
優しい輝きを放つ絵柄、雪のような白い生地、しっとりとなじむシェイプは、世界中のコレクターたちの心を掴んで離しません。

次に重要なポイントは「美しさ」です。色の深さ、素材の手触り、デザイン、細部まで精巧を極めた細工が関係してきます。当時の陶磁器は美術品として、稀少価値が高く、その複製品（レプリカ）もまた人気のアイテムです。傷や汚れがないものは高額査定が期待できます。